自然農の畑170416

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4月の畑の様子。春のこの時期は花をつけた草に覆われていて、緑と共に爽やかな色彩がとても美しい。
こんな我が家の畑ですが、自然農という考え方を基本に自給用の野菜などを育てています。
自然農というのは、奈良県の川口由一さんが実践して広がった、野菜やお米などの栽培に向き合う姿勢(考え方)です。

畑を耕さないこと。
肥料・農薬などを持ち込まないこと。
草や虫を敵としないこと。

この三つを原則としています。
川口さんは、これを単なる農業技術として捉えてしまわないように、敢えて「自然農法」とはしなかったようです。
あくまでも考え方・姿勢であって、具体的な方法は各々の畑の状況や気候に応じて、それそれが確立しましょう。
ということだと私は理解しています。家づくりに通じるところがありますね。
しかし実際は、草が生い茂った地面に種を蒔く方法など、少しコツは必要です。

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さて、そんな畑の一画です。
レンゲ・ハコベ・オオイヌノフグリ・カラスノエンドウ・カキドオシ・ニンジンなどが写っています。
この中にニンジンも混じっているのですが、お分かりですか?
冬に採り残したニンジンで、これから姿を大きくして白い花を咲かせます。
夏には種を付けるので、これを種採りするために敢えて食べずに残しておいたのでした。
しかし、今は端境期で食べられる野菜が少ない。そこで、このニンジン、少しだけ食べることにしました。(笑)

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芯の部分が少し固くなり始めていましたが、味と香りの濃いニンジンを美味しくいただくことができました。
根の部分もさることながら、柔らかい葉の部分もなかなかのもので、チヂミにしました。
こんな風に、お店には出まわらない部分や間引きした野菜などを美味しくいただけるのも、畑をやる醍醐味なのです。