来訪後9日目のミツバチコロニー

先日の分蜂群来訪より9日経ちましたが、新たな分蜂群はやって来ていないような状況です。キンリョウヘンの花もすっかり萎れてしまい、分蜂群獲得の確率はグンと低くなってしまいました・・・。どうやら今年は1群のみのようです。先日、ご近所の養蜂仲間のお爺さんと話したところ、この近辺において、今年のミツバチの分蜂状況は非常に悪いようなのです。お爺さんも1群も獲得出来てないようで、とても寂しそうでした。何かが、おかしい・・・。気候のせいなのか、農薬の使用など人為的なことなのか、他に何か原因があるのかは分かりませんが、こんなことは今までなかったとのこと。ミツバチは植物の花粉を運ぶ送粉者なので、虫媒花植物の受粉にも影響が出て来そうです。アインシュタインが語ったとされる次の言葉が、ふと頭をよぎりました。「もしこの地球上からハチが消えたなら、人類は4年しか生きられない」

さて、そのたったひとつのコロニーですが、今のところ元気に活動中です。

ミツバチ20190524

今年の5月後半は各地で真夏日を記録しているようですが、ここ紀美野町の山間部でも日中は陽射しの強い日が続いています。ただ、空気が乾燥しているので木陰や屋内に入るととても気持ち良い。草原よりも森を好むニホンミツバチも、巣箱を木陰に置くことで気持ち良く過ごせるようです。

巣箱20190524

夕方、巣箱の中を調べてみたのですが、とても乾燥していて、巣クズである蜜蝋のカケラの掃除もとてもラクでした。そんな快適な環境だからかミツバチも元気そうで、蜂玉が上部3段分の重箱まで下がってきていました。重箱1段分の高さが15cmなので、スノコ状の天井から約45cmの蜂玉の高さになっていることになります。

重箱追加前20190524

このままでは、最下段の給餌用の箱まで届いてしまうので、重箱2段を追加しました。

重箱5段20190524

追加後です。これで重箱は5段になりました。追加中の写真は撮れませんでした・・・ゴメンナサイ。こういう作業は、ミツバチが落ち着いている夕暮れ時に行うことにしています。今回も1匹も潰すことなく作業を終えることが出来ました。

巣箱の中はこんな感じになりました。

重箱追加後20190524

追加作業に驚いたのか上方に動いてしまったみたいです。追加分以上に空間ができてしまいました・・・。お家も大きくなったことですし、巣の方も大きくして下さいね。そんでもって、お家賃よろしくお願い致します!(笑)