巣箱の設置

そろそろ始まろうとしているニホンミツバチの分蜂を前に、ようやく巣箱の設置ができました。
今回は2つ設置しました。

巣箱設置1

中央は先日お伝えした、現在ミツバチが入っている巣箱です。
また、向こう端の巣箱はこんな感じで設置しています。

巣箱設置2

全て柿の木の根元に置いています。
夏場に柿の木が葉を茂らせて木陰をつくり、巣箱になるべく直射日光が当たらないようにするためです。
人もミツバチも住む場所に居心地を求めるのは同じ。
特にニホンミツバチはデリケートな生きもので、たとえ分蜂群が巣箱に入ったとしても、その巣箱が気に入らないとすぐに出て行ってしまいます。
設計屋の腕が試されるところです。(笑)

巣箱を置いたからといっても、そのままでは、なかなか勝手に分蜂群が入ってくれることはありません。
そこで、重宝するのがキンリョウヘンというミホンミツバチを誘引する蘭。シンビジウムの仲間です。
ニホンミツバチのみを誘引し、他の昆虫を誘引することはありません。もちろんセイヨウミツバチだって寄って来ません。

この地に引っ越してきた年に、集落のお爺さんからキンリョウヘンの鉢をひとつお譲りいただきまして、毎年、分蜂群の待ち受けに成功させていただいています。
今年も花芽が出揃っており、後は開花を待つばかりです。

キンリョウヘン花芽