キンリョウヘンが咲き揃い、１週間程前から巣箱の隣に鉢を置き始めました。

昨日まではミツバチが寄って来ている気配がまったくなかったのですが、今朝、キンリョウヘンに水を遣りに行くとミツバチが１０匹程、飛び回っています。
巣箱にも出たり入ったりを繰り返していますので、探索蜂も来ているような雰囲気です。どうやら分蜂群がやって来そうな予感。
しかし、今日はあいにくのお天気でこれから下り坂とのこと。明日は天気が回復して快晴だと予報で聞いています。
ニホンミツバチの分蜂は風の穏やかな晴れた日の正午前後に行われることが多いので、もしかしたら明日には分蜂群がやってくるかも･･･、しかし今日はもうないだろうと高を括っていました。

夕方５時頃、パソコンの前で仕事をしていると、うちの奥さんが何やら私を呼びに来ます。
一緒に巣箱に行ってみると、何と分蜂群がやって来ていたのでした。

キンリョウヘンの花房にぶら下がって固まっています。
巣箱にすんなり入ってくれる分蜂群もいれば、こんな風にキンリョウヘンに集まったり、木の太い枝に固まったりするのもいます。
今日はもう遅いし、そのまま明日まで様子を見ようかと思ったのですが、雨がパラパラ降り出してきてしまいました。
雨に当たるのは気の毒なので、巣箱に入れてあげることにしました。

まず、ミツバチがつかまっているキンリョウヘンの花房の根本をハサミで切り離します。

そして、そのまま両手でつかんで･･･

花房ごと巣箱に入れてしまいます。

それだけです。（笑）
この中に女王蜂が紛れ込んでさえいれば、こぼれてしまったハチ達も次々と巣箱に入っていってくれます。
ですが、女王様のことは頭から飛んでしまって、大好きなキンリョウヘンから離れられない輩もかなりいます。

雨が降っていてもお構いなしです。
もう、日も暮れてきていましたので、もう一度、トライすることにしました。

今度はそのままつかんで、「はじめましてこんにちは、さあどうぞお入り下さい･･･。」
こんな風にしても、この時期のニホンミツバチはとても穏やかで滅多に人を刺したりすることはありません。
巣箱を気に入って、住みついてくれるといいのですが･･･。