アローカナの抱卵気分を解く

数日前から我が家のアローカナの1羽が抱卵モードに入ってしまいました。

抱卵気分のアローカナ

こんな風に丸くなって、じっとしたままです。抱卵は親鶏が卵を抱き温めて孵化させようとする母性行動で、本来ならば全ての鶏が持っていて然るべき本能です。しかし、現在の採卵用の鶏はこの母性行動を排除するように品種改良(改悪?)されているため、抱卵する母性を持たない鶏がほとんどです。烏骨鶏や我が家でも飼っているチャボなんかには、この母性行動が残っているのですが、アローカナに残っているのかどうかは不明でした。残りの3羽の雌鶏には、今のところ抱卵する様子は無さそうですし、もしかすると偶々なのかもしれません。お腹の下を調べるとホカホカの2個の卵がありましたが、これ以上数を増やす予定はないため、この子には申し訳ないのですが、卵は取り上げてしまうことにしました。ゴメンナサイ・・・。

さて、卵を取り上げてしまっても抱卵モードは続いてしまいます。普段の状態にはなかなか戻らないのです。その間、食べる量が減ってしまい身体への負担もあるので、チャボの時と同じように抱卵モードを解除することにしました。(チャボの記事「抱卵モード解除と検卵」2018/05/26)

抱卵モード解除中1

こんな風に餌と水を入れたケージに閉じ込めて2~3日様子を見ます。ポイントは雌鶏の体温を下げるために、ケージを少し浮かせて通気良くすることです。心配なのか他のアローカナも様子を見に来ました。

抱卵モード解除中2

抱卵モード解除中3

今回は、翌々日には無事に抱卵モードが解除されたようでした。

抱卵気分が解けたアローカナ

気分転換に小屋の外に出してあげました。

獲物を取り合うアローカナ

仲良く他のアローカナと土をほじり合っていて、元気そうです。良かった!

小屋に帰るアローカナ

日が暮れて小屋に帰るアローカナ5羽の後ろ姿。