功徳の如く薪を積む

立春を迎え、日が随分長くなってきました。夕食前の1時間程、薪割りを日課にしていますので、夕暮れが徐々に遅くなっていることを実感しています。デスクワーク主体の仕事であるがゆえに運動不足になりがちな身体を解すためにも、また頭をスッキリさせるのにも、薪割りは私に適したハードワークでとても気に入っています。この時間だけは全てのことを忘れ、ただ坦々と薪を割ることだけに集中できるのです。

ちなみに私の薪割り道具は「大径木を持ち帰る」の記事で御紹介させていただいています。

薪を割る201902-1

昨年の台風の倒木でいただいた杉と桧。

薪を割る201902-2

別の場所でも杉・桧。

薪を割る201902-3

こちらは山桜と栗と柿の木。今シーズンも色んな方からお声を掛けていただき、有難く薪収集が出来ています。感謝です。

柿の薪材

柿の木はクネクネと曲がった枝が多く、割るには少々コツも必要です。この難物はこれから・・・。難物を攻略するのも、それはそれで楽しいものなのです。

そんな割った薪がまとまってくれば、次はこれを乾燥させるために積み上げる作業が待っています。

薪を積む

両端を井桁に積み、その間にも薪を積んでいきます。静かな山の中で、私だけの時間がゆっくり流れていく幸せ・・・。この時には、自分の幼少期の感覚が思い出されたりします。おそらく大好きだった積み木やブロックで遊んだ記憶が蘇っているのだと思います。

ただただ、坦々と身体を使って繰り返す単純作業の記録でした。この薪が来年、再来年の冬を楽しませてくれること。そして、このハードワークがカタチとして残らず、燃えて消えてしまうことも、何故かとても気に入っています。