アリとキリギリス

ひと月程前に、近所の土木業者さんが2tトラックに薪材を積んできて下さり、そのまま家の脇にダンプしてくれました。
いつも本当に助かります。ありがとうございます。

薪材

近くにある、みさと天文台が駐車場を増設するということで、邪魔になってしまった桜とイチョウを伐採したようでした。桜とイチョウには気の毒に思いましたが、我が家の冬場の暖房として大事に使わせていただきます。余談ですが、近場に天文台があるくらいで、ここに移住してきて感動したことのひとつが、夜空に見える星の多さでした。街灯もありませんし、山に囲まれているおかげで遠くの街明かりが届かないせいだと思いますが、少し得した気持ちです。(笑)

上の写真に見られるように、ダンプしていただいた薪材の後ろには、我が家の冬場の貴重な燃料がそこここに積んであります。山暮らしでは平らな場所が少なくて、薪の乾燥場所にも頭を悩ませてしまいます。杭と板で遣り方を済ませてあるところは、これから薪小屋を建てる予定場所です。その奥のトタン小屋の向こうにも、場所を見つけては薪を積んでいます。

地蔵堂と薪積み

この薪積みの1ブロックはおよそ1.5~2立方メートルくらいになりますが、我が家のひと月分くらいの暖房用燃料となります。
ちなみに奥の方形屋根の建物は、地区のお地蔵さんをお祀りするお堂です。

さて、いただいた薪材ですが、お盆が来る前に玉切りまではやっておこうと意気込んで、チェーンソーを持ち出しました。

薪材玉切り

暑い夏場に冬支度を行う時、イソップ寓話の「アリとキリギリス」をいつも思い出してしまいます。乾燥した良い薪として使うのは来々シーズンの冬になってしまうので、さらに気の長いアリにならなければなりません・・・。(笑)

みつばち送風隊

そう云えば、ここにも暑い夏場にまじめに働く、働き者達が居りました。ものすごい数の送風隊です。巣箱内の温度と湿度を調整するために羽を振るわせて空気を送っています。近くに寄ってみるとほのかに甘い香りが漂っていました。