お茶摘み2018

5月に入り、お茶の新芽が出揃ってきましたので、今年もお茶摘みを行いました。摘んだ後、お茶づくりの工程で2日程の天日乾燥が必要なので、晴天が続く日をねらいます。

お茶の新芽

お茶の新芽です。先端の芯と次の2枚の葉までを摘んでまいります。一芯ニ葉です。ちなみに我が家のお茶の木は畑で栽培しているものではなくヤマチャです。

摘み取った茶葉

妻とふたりで午前中いっぱい摘んだ茶葉です。茶葉は風通しの良い場所に広げ、蒸れて発酵しないように気をつけます。広げて畳1帖程あれば、うちで1年間に飲むお茶をまかなうことが出来ます。

さて、午後からはお茶づくりです。例年だと、鍋で少しずつ蒸したりしていましたが、町内の知人からお茶を煎る大きな鋳物の釜をいただきましたので、今年からはこれを使うことにしました。

鉄釜

これが鋳物の釜です。これを鋳物の2連ガスコンロにのせてお茶を煎ります。コンロはお借りしている家にあったもので、ありがたく使わせていただいています。

鋳物コンロ

こんな感じで、まずは鉄釜を温めます。ちなみにこの釜炒り茶ですが、この地域では一般的にどの家庭でも自家用としてつくられているみたいで、鉄釜を所有するお家も多いようです。お茶の葉を煎るのは発酵を止めるためですが、市販のお茶の葉は蒸しているものがほとんどです。この釜炒りの手法は、中国緑茶の製法からきているようです。

さて初釜炒り。熱した鉄釜に摘みたての茶葉を投入します。

釜煎り

しばらくすると、茶葉からほのかに湯気が立ち上がってきます。この時点でお茶の良い香りがほのかに漂ってまいります。

湯気が出てきた茶葉

そして、煎りながら釜の中で揉み続けると、やがてしんなりとしてきます。

しんなりしてきた茶葉

次は、しんなりとした茶葉を竹で編まれた専用の台の上に移し、さらに揉み続けます。ちなみにこの竹の台ですが、毎年春になると南河内から軽トラックに竹製品を積んで廻って来られる行商の方から購入しました。今時、行商なんてとても珍しいですね。
つれ合いのブログで行商の写真を見ることが出来ます。→箒師のしごと「昔の棕櫚箒」

茶葉を揉む

さて揉みの工程ですが、この加減で味や香りの抽出具合が変わるようです。一般的な日本茶は針のように強く揉まれる傾向にあって、1煎目からしっかりと抽出成分が出てきますが、何煎もいれると味の薄いお茶になりがちです。ですが、うちで煎るようなお茶はそこまで強く揉むことはなく、いただく際にも2煎目・3煎目とじっくり楽しむことが出来たりします。

揉みあがった茶葉

こんな感じで揉み上がりました。そのまま、天日干しに移ります。

天日干し

我が家にある梅を干すザルや手箕を持ち出し、そこにクラフト紙を敷いて、良く日光が当たるように茶葉を並べていきます。こんな風に釜炒り~天日干しの工程を3回行いました。

天日干し2日目

翌日も良く晴れて、お茶の葉の乾燥も良い具合。

乾燥した茶葉

完成です。これで来年まで、美味しいお茶を楽しむことが出来ます。夏場に冷蔵庫でつくる水出し茶には、このお茶の葉がなければならないのです。